日本とバンコクとの移動を、たったの1万円数千円で可能にしていたタイのLCC『ノックスクート』の事業精算が決まりました。
コロナによる入国制限により3月から運行を停止していましたが、ついに経営破たんとなってしまいました。。
先日は、タイのナショナルフラッグエアライン タイ航空の経営破たんがニュースとなりました。
タイ航空は、事業継続を前提としての経営破綻でしたが、ノックスクートはこのまま会社は精算され、従業員も解雇されるとのことです。
なお、ノックエアは事業を継続しています。
ただ、このままコロナの影響で人の移動が制限されると、どんどん厳しくなりそうです。
ノックスクートとはどんな航空会社?
ノックスクートは、タイのLCC『ノックエア』とシンガポールのLCC『スクート』が共同で設立した航空会社
設立は2014年。
日本路線は2018年から3路線で就航していました。
ノークスクートを利用してタイ旅行を楽しんでいた方も多いと思います。
2020年6月の発表で事業を終了することが決まりました。
もともと経営状態もよくなくて、2014年から一度も黒字になることなく事業を終えることとなりました。
ノックスクートの日本路線
日本路線は
- 成田 ー ドンムアン
- 関西 ー ドンムアン
- 新千歳 ー ドンムアン
の3路線を運行していました。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年3月から運行の中止を余儀なくされていました。
今後のタイ旅行の見通しは?
タイ国内では30日以上もの間、国内での新規感染者ゼロを更新しています。
国内での旅行や規制もかなり緩和されています。
しかし、外国人のタイへの入国については、検討はなされているものの未だ先行きは不透明な状態となっています。
現在、タイにおいて海外観光客の受け入れに関する『トラベルバブル』という構想が検討されています。
『トラベルバブル』とは、協定を結んだ国同士との間では2週間の隔離期間なしで移動できるようにするという思想で、タイと日本との間でも協議が始まっています。
ただし、まだまだ合意に至る状況ではなく継続審議の状態となっています。
日本では、感染者数が再び増加傾向にある様子ですので、今後の『トラベルバブル』の構想にも悪影響を与えるかもしれません。