【バンコク宿泊記】Hotel Muse Bangkok宿泊レビュー！1920年代にタイムスリップ

バンコクの中心、ランスアン通りに佇む「ホテル ミューズ バンコク (Hotel Muse Bangkok, Autograph Collection)」

マリオット系列の中でも特に個性的なデザインを誇る「オートグラフコレクション」の一つです。

1920年代のタイの黄金時代をテーマにした妖艶でクラシカルな雰囲気が魅力のこのホテル。

一歩足を踏み入れれば、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚に包まれます。

今回は、そんな魅力あふれるホテル ミューズ バンコクの宿泊体験を、以下のポイントで詳しくレビューします。

この記事でわかること

• ユニークなデザインと雰囲気
• 便利なロケーション
• 快適な客室
• 絶景のルーフトップバー

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionの概要

ホテルはバンコクの中心地、ランスアン通りに位置しており、BTSチットロム駅から徒歩約8分。

セントラル・エンバシーやサイアム・パラゴンといった主要なショッピングモールへのアクセスも良好です。

都会の喧騒の中にありながら、一歩ホテルに入ると静かで落ち着いた時間が流れています。

特徴

このホテルの最大の特徴は、なんといってもその唯一無二のデザイン。

1920年代のヨーロッパとアジアの文化が融合した、豪華で少しミステリアスな雰囲気が館内全体を包み込んでいます。

細部にまでこだわったインテリアは、どこを切り取っても絵になる美しさです。

アクセス

BTSチットロム駅から約500mに位置します。

非常に便利な場所でありながら、ホテル周辺は静かなエリアなので落ち着いて過ごしたい方にはぴったりのホテルです。

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionの客室

今回の滞在では、最もリーズナブルな Jatu King を予約しましたが、Yama Executive にアップグレードしていただきました！

閑散期に予約すると、たまにはいいことがありますね！

ベッドルーム

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionの客室をご紹介します。

ヨーロピアンクラシックなデザインが随所に散りばめられた、重厚感のあるエレガントな空間で、まさに大人の隠れ家といった雰囲気です。

濃い木目と落ち着いたブラウンで統一されたシックな空間。

ベッドボードのデザインがクラシックな雰囲気を高めています。

こちらにも同じくエレガントなランプと、レトロなデザインの目覚まし時計が置かれています。

バスルームとの境界のガラスがスタイリッシュですね。

クラシカルなデザインのテーブルランプと、丸いサイドテーブルがエレガントです。

電話機やコンセントもしっかりと配置されています。

窓際に配されたパーソナルチェアとオットマンは、読書やリラックスタイムに最適な場所。

曲線が美しい木製のデスクと、革張りの重厚なチェア。

小さなランプも雰囲気があり、落ち着いて作業ができる空間です。

壁掛けの大型テレビの下には、トランク風のユニークな収納家具が。

テレビ台の下に置かれた、レザーストラップがアクセントになったトランクのような引き出し。

デザイン性が高く、旅心をくすぐる面白い家具です。

部屋の隅に置かれた、美しい曲線のキャビネット。

扉の取っ手もアンティーク調で、まるで美術品のような佇まいです。

キャビネットを開けると、上段にはコーヒーメーカーや紅茶のセットが きれいに収納されています。

下段にはミニ冷蔵庫と、グラス類、そしてスナックなどがコンパクトにまとめられています。

機能性とデザインを両立した見事な家具です。

クローゼットには白いバスローブが２着。

バスルーム

客室と一体感のあるデザインが特徴のHotel Muse Bangkokのバスルームは、優雅なひとときを過ごすのに最適です。

大理石の質感とクラシカルな調度品が、贅沢な空間を演出しています。

ゆったりとした楕円形のバスタブは、大理石に囲まれ豪華な印象。

大きなガラスを通して、ベッドルームが見えるのも素敵ですね。

リラックス効果が高まりそうです。

ベッドルーム側を向いたバスタブと、鏡台（ドレッサー）のようなデザインの洗面台が配されています。

壁付けのブラケットライトがクラシックな雰囲気を高めていますね。

大理石の天板に、曲線を描くキャビネットがエレガント。

蛇口のデザインもアンティーク調で、細部にまでこだわりを感じます。

歯ブラシセットやコットン、固形ソープなどが引き出し付きのトレーにまとめられています。

必要なものが機能的かつ美しく収納されており、見た目もスッキリしています。

洗面台に置かれた瓶入りのミネラルウォーター。

ロゴ入りのホルダーに包まれた演出が、特別感を醸し出しています。

ガラス扉で仕切られた独立型のシャワールーム。

ハンドシャワーとレインシャワーの両方が備わっています。

壁と床の淡いベージュのタイルが、清潔感と落ち着きを与えています。

シャワールームの壁には、シャンプー・コンディショナー・シャワージェルがボトルで備え付けられています。

ホテルのオリジナルボトで統一されていて、パッケージデザインも洗練されています。

シンプルで清潔感のあるデザインのトイレ。

ウォシュレットがないのは残念なポイントです。

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionの施設

プール

Hotel Muse Bangkokに宿泊したら、ぜひ訪れてほしいのがルーフトッププールです。

高層ビル群に囲まれた非日常的な空間で、バンコクのダイナミックな景色を独り占めできます。

プールの縁はインフィニティエッジになっており、水面がそのままバンコクのスカイラインにつながっているように見えます。

プールサイドには、ダークブラウンのウッドデッキが広がり、シックで落ち着いた雰囲気です。

パラソル付きのゆったりとしたビーチチェアが並び、都会の真ん中にあるオアシスのような空間が広がっています。

フィットネスジム

ジム内は、有酸素運動マシンからフリーウェイト、ウェイトマシンまで一通り揃っており、本格的なトレーニングが可能です。

トレッドミル、エアロバイクといった最新のフィットネスマシンが揃っています。

窓の外にはバンコクの街並みが広がり、景色を眺めながら気持ちよく運動できます。

様々な重さのダンベルが綺麗に整理されています。

窓の外には、先ほど紹介したルーフトッププールが見え、開放感のある景色です。

ジム内の棚には、清潔なタオルが用意されており、トレーニング中に自由に利用できます。

また、ミネラルウォーターも冷やされているので、水分補給もばっちり。

サウナ

サウナの入口周辺も、ホテルの世界観が反映されたシックで重厚なデザインです

中は本格的なドライサウナになっています。木の香りが漂ってきそうな、清潔感のある空間です。

クラブラウンジ

マリオットボンヴォイ・プラチナステータス以上の方はクラブラウンジを利用できます。

Hotel Muse Bangkok では、4:00PM - 7:00 PM の時間限定で軽食とドリンクを楽しめます。

高層階にあるラウンジは、ガラス張りの窓からバンコクのスカイラインを一望できます。

革張りのシックなアームチェアが、重厚なクラシックスタイルを演出しており、非常に贅沢な空間です。

窓際とは対照的に、落ち着いたブラウンの革張りチェアと、美しい木彫りの壁に囲まれた席もあります。

クラシックなテーブルに、軽食のブッフェが並んでいます。

アペタイザー、カナッペ、温かい料理、サラダなど、種類豊富でディナー前の軽食としては十分すぎるほどの充実度です。

僕はここで夕食を済ませてしまいました。

外観・ロビー

バンコクの高層ビル群の中にありながら、このホテルだけはクラシカルなヨーロッパ建築のような重厚なデザイン。

特にエントランスのガラスのひさしや、濃い木目の扉が、特徴的です。

ホテルのロゴが入った案内板。クラシカルなフォントとデザインが、Autograph Collectionブランドのエレガンスを感じさせます。

重厚感のある濃い木目の観音開きドア。

両脇に置かれた大きな植木鉢が、クラシックな雰囲気に生命力を加えています。

入り口横には、ゴージャスな金色のゴングや、ヴィンテージなトランク、派手なドレスが飾られたベルカートが！

まるで1920年代の華やかなパーティーの準備中のような、遊び心と世界観に溢れたディスプレイです。

ホテルの世界観を象徴する豪華なロビー！

高いアーチ状の天井、深い色合いのペルシャ絨毯、そして重厚な革張りのソファが並びます。

レセプションカウンターの背後にある、仏像風のブロンズ像がタイらしさと異文化の融合を感じさせられます。

チェックイン時に提供されるウェルカムドリンクの演出が、本当にロマンチックです。

ライムを入れて、鍵の形をしたマドラーでかき混ぜていただきます。

素敵な演出で、旅の始まりを最高に盛り上げてくれます。

ラウンジには、大きなホーン付きの蓄音機が置かれています。

この細部へのこだわりが、ホテル全体の「優雅な過去へのオマージュ」というテーマを強調していますね。

チェックインを待つ間にもくつろげる、優雅なソファエリア。

アーチ窓の奥には、外の光が差し込み、重厚な内装に軽やかさを与えています。

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionのルーフトップバー

Hotel Muse Bangkokでの一日の締めくくりに欠かせないのが、最上階にあるルーフトップバー「The Speakeasy Rooftop Bar」です。

バーの最大の魅力は、目の前に広がるバンコクの壮大な夜景。

高層ビル群の光が瞬き、ダイナミックなパノラマビューが楽しめます。

風を感じながら、この夜景を肴にお酒を飲む時間は最高です。

バーの一角には、グリーンウォール（緑の壁）があり、都会の喧騒から隔てられたプライベートな雰囲気を醸し出しています。

友人や大切な人との語らいに最適な、落ち着いたエリアです。

テラスの手すりには、ホテルの世界観を象徴するデザインになっています。

このエレガントなディテールが、夜景をさらにドラマチックに見せてくれます。

ドリンクも遊び心に溢れています。

カクテルは、アンティークなランタンに囲まれたトレイに置かれており、まるで秘密の場所で密造酒を楽しんでいるかのようです。

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionの朝食

朝食は19階の Babette's the Steak House でいただきました。

レストランの入り口には、アールデコ調の女性のイラストが描かれたサインがあり、クラシカルでスタイリッシュな雰囲気が漂います。

会場内は、市松模様の床に、豪華な装飾が施されています。

特に目を引くのは、ネオンの「B」のサインや、羽飾り、金色の額縁など、華やかで遊び心のあるディスプレイ。

朝から気分が盛り上がります。

カラフルなフレッシュフルーツや、ヨーグルトが美しく並んでいます。

特に、フルーツの盛り付けや、ヨーグルトが入れられた銅色の容器など、細部にまでこだわりを感じます。

窓の外にはバンコクの街並みが見え、開放感もあります。

ポークソーセージとチキンソーセージの2種類が用意されており、好みに合わせて選べるのが嬉しいですね。

ブッフェに加え、定番の卵料理や、ヌードル、お粥などもオーダーできます。

オーダーしたフレンチトーストです。

目玉焼きもオーダーしました。

Hotel Muse Bangkok, Autograph Collectionのまとめ

Hotel Muse Bangkokでの滞在は、クラシックでエレガントな世界観に包まれた、非日常的な体験でした。

豪華な客室から、絶景のルーフトッププール、優雅な朝食、そして夜景がドラマチックな「秘密の酒場」のようなルーフトップバーまで、全てが一流。

マリオットプラチナ会員ならラウンジ特典も加わり、バンコクで最も記憶に残る贅沢な時間を提供してくれるでしょう。